【海外発!Breaking News】「氷点下でコートも着ず、枕を抱いて立ち尽くす男性」の正体に警察も失笑(米) TechinsightJapan2019年3月6日15時44分

「男性が氷点下の外で上着も羽織らずに立ち尽くしている」―そんな通報を受けたアメリカのある警察署。しかしその男性の正体を知った警察官らは、思わず笑みがこぼれたそうだ。『New York Post』『The Wichita Eagle』などが伝えている。

 

ミネソタ州にあるジョーダン警察署が先月28日、Facebookに投稿した内容が人々の関心を集めた。地元住民から通報を受けて駆けつけた時のことが綴られているが、1枚の男性の写真を添えている。


同警察署によると、外でコートも羽織らずに枕を抱きしめて立ち尽くす、気が触れたような男性がいると通報があったという。当日のミネソタ州の気温はマイナス10度以下であり、防寒着無しで長時間外にいることは命の危険を伴うこともある。


通報者から「男性が生活保護などを受けているかを確認して彼を助けてやって欲しい」と言われたため、警察官らが現場に駆けつけた。ところが彼らが目にしたものは、段ボール製の男性の等身大パネルだった。


そのパネルの男性は、寝具を販売する「マイピロー社(MyPillow)」のCEOであり、マイピローの発明者でもあるマイケル・J・リンデル氏だった。枕を抱くその姿は、テレビ通販番組に登場する彼のお馴染みのポーズである。


警察官らもホッと胸をなでおろすとともに、さぞ可笑しかったことだろう。同署のFacebookには、「現場に到着すると、それはマイピローのCEO・マイケル氏の等身大パネルでした。遠くからだと本物に見えますし、通報者は近くまで行って確認しなかったんでしょうね」と綴られている。


これには多くのユーザーが笑顔になったようで、「いやー、実物ソックリ! 私はテレビで彼を見ると嬉しくなるわ」「近所の寝具店の入り口で同じものを見たわ。ちょっと不気味に見えたけどね」「うちの玄関前には等身大のエルヴィスがいるけど、近所から『変な人がいるわよ』と忠告されたことがあるよ」などといった声が届いている。


また、これを知ったリンデル氏本人も反応し、Facebookに自分の等身大パネルの写真をアップして「これは本物の僕じゃない!」とジョークを飛ばしていた。


なお今回、誤った通報に振り回されてしまった同署だが、それでも投稿の最後に「不審だと思ったら警察に電話をするように」と記している。

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)